ひょうご産業SDGs推進宣言企業に登録されました。


当館は、昭和54年、兵庫県城崎郡香住町(現:兵庫県美方郡香美町香住区)にて松葉ガニ・香住ガニをメインに提供する民宿として創業しました。

 

現在、既存の宿泊事業で培った調理ノウハウ・仕入れの強み・未利用魚(捨てる魚)・地域の名産品を活かして、製造業販売を行っており、令和5年度よりニギスを利用した缶詰製造しております。(二ギスは”鮮度落ち”が早いので、山陰以外には出回らない魚です。)

また、蟹を茹でた時にでる汁、当方で作っている但馬牛すじ肉の缶詰を作る時にでる汁を廃棄せずに商品化しました。

蟹を茹でた時にでる汁はそのほとんどが廃棄されていますがその茹で汁をだし汁として商品化しました。

この蟹のだし汁を使えば、本格的な蟹雑炊や蟹玉スープが簡単に作れます。

同様に但馬牛すじ肉の出汁を使ってカレーや肉じゃがを作ると、簡単にとてもおいしい一品ができあがります。

ニギスを利用した缶詰製造販売の背景として、未利用魚(規格外の理由により価値が付かず廃棄される魚介類)の廃棄問題があります。

当地では底引網漁を行うことから、市場には出荷されず廃棄される“未利用魚”が多く存在します。

日本全体では、2018年に442万トンの魚介類を水揚げしていますが、内30~40%が未利用魚というデータがあります。

香美町では、約3400トン(26億)の水揚げ量に対して、30%(地元漁業調べ)が未利用魚です。

これらを利用しないままにしておくと、水産資源・食料の損失、漁師や漁業従事者の所得が減少し、当地の基幹産業である水産業が立ち行かなることが懸念されます。

水産業から仕入れる資源で観光客を集客している宿泊業者においても事業存続の危機に陥るため、当館として地域として、持続的な発展を遂げるために、今後も地域の未利用魚や特産品を活用した商品開発を行っていきたいと考えております。

 ■無添加香住ガニのだし汁

蟹を茹でた時にでる汁はそのほとんどが廃棄されています。その茹で汁を廃棄せず、だし汁として商品化しました。この蟹のだし汁を使えば、本格的な蟹雑炊や蟹玉スープが簡単に作れます。干し蟹が1本入っています。

 

 

■無添加但馬牛すじのだし汁

当方で作っている牛すじ肉の缶詰(香美缶)を作る時にでる汁を廃棄せずに商品化しました。これを使ってカレーや肉じゃがを作ると、簡単にとてもおいしい一品ができあがります。但馬牛すじ肉が50ℊ入っています。

 

 

 

 

 

■ニギスを利用した缶詰製造販売

二ギスは”鮮度落ち”が早いので、山陰以外には出回らない魚です。香住漁港で水揚げされたニギスのうち、底引き漁の網にひっかかって、傷がついて市場にでまわらず、価格の安い小さいサイズの捨てられてしまうニギスを活用して商品製造を行うことにより未利用魚問題に貢献したいです。